建築概要
鹿沼市郊外の長閑な地域に新規開局した調剤薬局です。「地域のみなさんにとって身近な薬局」を造りたいという薬剤師さんをはじめスタッフ皆さんのお考えを受けて、メンタル・フィジカル両面で、スムーズで入りやすい建物を計画いたしました。
ダークブラウンのガルバリウム鋼板で構成されたシンプルな片流れの外観は、隣接する建築物と馴染みながら地域の風景を造り出しています。
ゆとりのあるスロープの途中には植栽を配置してやわらかい雰囲気を造り、そこに配置された大きな窓から中の様子が適度に視認できるので、患者さんは安心して入館することができます。
館内に入ると、木製の受付カウンターや照明ＢＯＸが際立つホワイト基調の明るい空間が目に飛び込んできます。受付後は大きな窓から樹木や外の風景を感じながら、会計までの待ち時間をゆったりとした気持ちで過ごすことができます。
待合はカウンター越しのスタッフとの距離間も近く、受付にはハイカウンター以外に車椅子に対応したローカウンターも併設し、ゆっくりと相談をすることが可能です。適度な高さの勾配天井には効果的に照明を配置し、各所に必要な照度を確保しつつ、映し出される陰影によってやすらぎを与えています。
